梅雨風邪という言葉があるかどうか知らないけど、実に10年ぶりくらいに風邪をひいたみたい。
そもそも、数日前につくったニラ炒め、一口食べたら、「えーっ」と思うくらい味はないわ、舌触りは悪いわで、二口目を食べる気になれなかった。あれはもう風邪にかかっていたのである。ニラ炒めは、その次の食事に再登場させるつもりだったのに、どうしても食べる気になれずに捨ててしまった。いたんでもいないものを捨てるなんて、やっぱり風邪である。 そのうち鼻が詰まり始めて。これはもしかしていよいよハウスダストのアレルギー?と思った。うーむ、これまで、たいていのほこりはへっちゃらで、掃除の手間をおおいに省力していたのに。 結局、食べ物がまずい、発熱、頭痛という具合で症状がエスカレートして、降参した。 薬を飲んで安静にしている。薬が効いているあいだは症状が緩和されるけれど、眠ってしまう。薬が切れるとまた熱があがって目がぐるぐるする。 というわけで一日パジャマ。昨日はテレビのミュージカル番組をじっと聞いてすごした。ガーシュインの「パリのアメリカ人」。 明日には復活したいので、今日は病欠。 こういうとき、何がおいしい? 服薬するために何か食べないといけないので、目下、バゲットを一切れ二切れ、バナナ、ヨーグルト、ジュースでしのいているが、それも味がしなくてね。カロリーメイトみたいなものとポカリスエットあたり? たまご粥とか白身魚とか、青菜とか、病人の定番も作る気がしないっす。自分で自分を看病するの一人二役は、どうしても病人が優勢で、「ビタミンたっぶりの消化のいいものを食べなきゃだめ」という役が、「まずい、食べたくない、つくりたくない」という病人に負けている。 #
by kuunuu
| 2011-06-16 22:24
私は靴ずれ女王である。この世にある靴の多分90%で靴ずれになる。
靴ずれの原因として、 ①無理してサイズの小さい靴をはく。 ②無理してデザイン優先の靴をはく。 ③安物の固い靴をはく。 ④足の形が靴ずれ向き。 ⑤歩き方に問題がある。 ⑥その他 胸に手を置いてかえりみると、私の場合、①はたまにあるかも。②はないと思う、③はあんまりない、④ふつうです。足の指はギリシア型で、2指、3指が親指より長い。⑤すり足気味だけど、普通だと思う。 なのにどうして靴ずれ女王になんだろうか。とにかく、ソックスをはいて、ドリフの連中がステージではいていた紺色のスリップオンのズック靴でもかかとのはげしい靴ずれ。すでにはきならしたはずのかかと1,5センチの皮パンプスで靴ずれ。ビーサンの鼻緒で靴ずれという案配。 ホーキングのサンダルで靴ずれを起こし、1万8000円もした柔らかいサンダル(ぱっと見は完全におやじの休日用サンダル型)でも、足の甲がずる剥けになった。 KISAの布靴、布サンダルでもなった。ビルケンシュトックの高価なコンフォートサンダルでもきっとできると思う。 素材は問わないわけである。樹脂でできたサンダルもダメ、 唯一大丈夫なのは、いわゆるスポーツシューズ、テニスシューズとかウォーキングシューズで、内側にウレタンのクッションが使ってある靴を、ソックスをはいた上ではけば、これは靴ずれができない。最近はどこに行くにも運動靴なのである。ワラビーとデザートブーツはおそるおそるはく。 もうひとつ、靴ずれができないのが、無印良品のフォームラバーでできたシャワーサンダルで、これは黒と白を擁して、夏のご近所のおでかけはこればかり、夏の終りには足の甲にサンダルの縞模様の日焼けができる。 なのに私は靴が大好きなので、いまも数十足の靴大尽なのである。ローファーなんぞ、いろいろあるんだけど、ほとんどははけない。でも、外出すると靴ばかり見て歩く。もちろん、シャワーザンダルでだよ。 #
by kuunuu
| 2011-06-08 18:24
打ち合わせを兼ねて、近所のインドカレー屋さんへ。この店があることは知っていたけれど、来るのは初めて。
「ナマステ」連発の歓迎にあった。というのも、午後6時現在、客は私たちだけ。ヒゲも目鼻だとも濃いインド人のスタッフの歓迎だった。声もとても大きくて、身振り手振りも大きくて、こういうの、どうやって対応していいかちょっと困惑する。どでかい声でオーダーを現地語(インドは公用語がとても多いと聞くので、インド語ともヒンドゥー語とも言えんのだ)で通すと、これまたカウンターの中からどでかい繰り返しのお返事。 インド文化はばたばたと「うるさい」みたい。 というのは、以前ちかくの繁華街のインド料理やに行ったとき、このときも客はまばらだったが、接客に出て来た人がばたばたと「うるさく」、こっちもいるさく注文したり、返事したりすべきなのか困惑気味だった。さらに、頼んだ料理が全部揃うと、いきなりフロアでショーがッ始まってしまったのだった。毎日何時からは本場のショー、というのが売りの店だったのかもしれない。さっきまでサモサを揚げていたコックさんが3人くらい楽器を持って現れ、空いたテーブルのそばにかたまって、さっき我々のオーダーを聞いた濃い美人のウェイトレスがサリのじゃらじゃらアクセサリーをつけ、伴奏に会わせてフロア狭しと踊るのである。フロア、まあまあ広くて、そこを端から端へと、かなりの速度で、たったひとりで「踊るマハラジャ」なのだ。僅かな客は日本人ばかりで、どう対応していいかわからず、うなだれたり、神妙にダンスを見たり。私も困ったなあ。インドの踊りを見たかったわけではないので、多分、店を間違えたのだ。 そこに入ってきたのは、カルチャー系?と思える男女のインド旅行したグループ数人。こっちは、ちゃんと対応していた。すぐにインド旅行の話に花が咲き、楽器に合わせて体をゆすり、そのうち、立って孤独なダンサーに加わったのであった。そのグループ、全員が40歳以上で、男女半々。踊り始めたのはもちろん女性で、すぐに男性の手を引っ張ってフロアに連れ出した。 彼らの踊りはインド舞踊というより、服装も含めてフォークダンスだったけど、いいの、何でも。一生懸命ひとりで踊るダンサー、すみっこで演奏をするバンドに対応してくれただけで十分だ。店内は相当うるさくなっていたけれど、私たちと同じくうなだれていた日本人客ほっとしたと思う。 そんなことを思い出して、この店がダンスができるほど広くなくてよかったと思った。 カレーはおいしくて量がたっぷりあって、サモサなどは、大型おにぎりくらい。一生懸命食べたけれど、まるまる一人分くらい残ってしまった。ふたりで来て一人分残ったというわけ。ドギーバッグを頼むとやかましく快諾してくれ、キーマカレー、ほたてのマサラカレーを混ぜちゃったもの、ナン約半分、ターメリックライス少々を包んでくれた。私の明日のごはんだ。 インドカレー屋はうるさくて親切で、踊る場合もあり。 #
by kuunuu
| 2011-06-07 21:05
| お出かけ
夕方、というか夜というか、7時過ぎだったから夜? 高校時代の友人から、「いま、東京駅。最終で帰るから、それまでの時間、会おう」と電話がかかってきた。30分後を指定されて、なんの支度もせずに飛び出した。
会ったのはその友人の息子が修業しているビストロで、私も一度行ったことがある。ペリエを飲みながら、チーズ盛り合わせと、さくらマスの蒸し焼き(焼き目がついていなかったから)を堪能した。つけあわせの野菜がたっぷり、オクラやトマトのほかにフランスのアスパラガスというのが、たくさん盛られていて、サービスだったのかな? 見ただけではアスパラガスとは見えんのよ。つるっとした細めの茎の先に、同じグリーンの、つくしみたいな吾亦紅みたいな頭がついてる。茎だけみると、芹みたい。食べると、野趣あふれる香り、見た目ほど筋っぽくなくて、おいしかった。 チーズもうまかった。 友人は福島帰りで、原発の話など。おっさんとおばさん、話の内容はそれなりにおじじおばばではあっても、気分は高校時代とあまり変わっていない。つまり、ふたりとも、高校時代から発想とか感じ方があまり変わっていないということじゃないかな。これてって、まずい? でも変わらなかったんだからしょうがない。変えまいとしてがんばったわけでなし。 残念だったのは、息子が休日の日だったので、彼がつくったお菓子を食べられなかったこと。1時間ほど歓談して解散。9時の新幹線に乗るといって帰っていった。 下北沢「プチ・デビュー」といいます。おいしい店です。 #
by kuunuu
| 2011-06-06 22:19
| お出かけ
ここしばらく、足がむくむくらい家にいたのだけど、やっとブレイクのゆとりができたので、今日は映画2本、ハシゴした。映画は「憂国」と「ブラックスワン」で、どういう組み合せ? 「憂国」は有楽町の角川シネマでここ一カ月、三島を放映していた、今日がその最終日だったのであった。憂国はうーん、という映画で、面白かったのだけどもね、切腹、というのが私にはよくわからん。リアルだなあと感心はした。セットその他、様式的で前衛的で全然リアリズムじゃないんだけど、切腹がリアル。たーっぷりだし、はみ出した腸なんかも見えるのである。それが能舞台を思わせる、しかも真っ白、みたいな「部屋」で行われる。
殉死するおくさんは美人だけど、ほんのちょっとエラが張っていて、ラブシーンは三島のタチ、奥さんのオネエに見えてしょうがなかった。おくさんが白装束なのはいいけど、大振り袖のうちかけ、というのはまったく意味不明。花嫁、というには、もう夫婦、その夫の自決に殉死するんだから、無理があるだろう。 当時、おフランスで話題になったというのはよくわかる気がした。日本人はやや困惑、というひとが多かったのではないかと思う。 最終簿のこの日、ほかに「炎上」などもあっで、見たかったのだが、待ち時間が半端であきらめた。まあ、こっちは市川雷蔵主演の映画で、また見る機会はありそう。 さて、次が「ブラックスワン」。単にバレエが好きなので見た。山岸涼子のマンガにも同タイトルの作品があったと思う。純情な、まさに白鳥タイプで黒鳥が踊れないバレリーナが、嫉妬とか夫の不倫とかいろんな葛藤の中で、ちょっとばかり呪いみたいな味付けがあって、一世一代の黒鳥を踊る、というような筋。 「ブラックスワン」を見たひと、「そっくりじゃん」というかもしれない。そう、設定はそっくり。映画も白鳥タイプで黒鳥の踊れないバレリーナが主人公で、彼女の抑圧がホラー風の映像で表現されて、最後は……。あまり言わないでおくね。 少女マンガ風だったことは確か。でもバレエのバックステージは楽しめます。 さすがにお疲れ。また明日から働くことにして、今夜はだらだら過そうっと。 #
by kuunuu
| 2011-06-03 21:07
| テレビや映画や音楽や
|
カテゴリ
以前の記事
2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 お気に入りブログ
最新のトラックバック
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||